窓新幹線の窓旅の瞬間を見逃さない

SHŌGUN × 関ケ原

SHŌGUNから関ケ原へ

物語の先に、関ケ原。

この記事の目次
  1. 虎永を知ると、家康が気になる
  2. 関ケ原から、江戸の時代へ
  3. いまは、新幹線で通り抜ける土地
  4. 気になったら、次は駅で降りてみる
『SHOGUN 将軍』予告・侍スピリット篇/ディズニープラス公式
YouTubeで公式予告を見る ↗

『SHŌGUN』を見て、虎永のモデルになった家康や、彼らが生きた時代が気になった。その興味を、次の新幹線の旅へ持っていってみませんか。

東京から京都・大阪へ向かう途中に、関ケ原があります。窓の外を流れる町や田畑の向こうは、日本の歴史が大きく動いた土地。少し知ってから眺めると、通り過ぎる風景に物語が重なります。

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虎永を知ると、家康が気になる

2024年に始まったFXのドラマ『SHŌGUN 将軍』は、ジェームズ・クラベルの小説をもとに、1600年の日本を背景として描かれる物語です。権力争いの渦中にいる武将・吉井虎永、異国から来た英国人航海士・按針、そして言葉と文化の間に立つ鞠子。異なる立場の人々が、互いの意図を探りながら運命を重ねていきます。

虎永に着想を与えた歴史上の人物が、徳川家康です。ただし、虎永は架空の人物。ドラマの会話や人間関係を、そのまま家康の伝記として読むことはできません。

誰を信じ、いつ動き、どう生き残るのか。作品で気になった駆け引きから、実際の歴史へ目を向けると、関ケ原という場所につながります。

この記事は2024年開始のFX版シーズン1を入口にしています。最終話に触れる補足は、車窓の章の開閉欄に分けています。

02

関ケ原から、江戸の時代へ

1600年の関ケ原の戦いで、家康が率いる東軍は、石田三成らの西軍に勝利しました。その後、家康は1603年に江戸幕府を開きます。関ケ原での勝利は、徳川家による長い統治へとつながる重要な転換点でした。

  1. 1600
    関ケ原の戦い東軍の勝利。家康が権力を固めていく転換点。
  2. 1603
    江戸幕府の成立家康が征夷大将軍に就き、江戸に幕府を開く。
  3. 1615
    大坂夏の陣豊臣家が滅亡。関ケ原のあとも、争いは続いていた。

合戦が終わった瞬間に、すべての争いが消えたわけではありません。「関ケ原の戦い」と「幕府の成立」、支配が固まっていく過程には時間の隔たりがあります。

知っている年号が、実際の土地と結びつく。関ケ原を通る旅では、その感覚を窓の外に探せます。

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いまは、新幹線で通り抜ける土地

東海道新幹線は、岐阜羽島と米原の間で関ケ原を通ります。東京と京都・大阪を結ぶ旅の途中に、この歴史の舞台があるのです。

新幹線の窓から見た関ケ原周辺。山並みの手前に田畑と建物が広がる
いまの関ケ原を、新幹線のE席側から。
2026年11月3日撮影/michikusa
物語の関ケ原と、いまの風景シーズン1最終話の内容に触れます

FX公式の第10話ガイドでは、虎永が関ケ原での勝利をどう見通しているかが解説されています。物語の中では、関ケ原は武将たちの駆け引きの行き先。一方、上の写真に写る現在の関ケ原では、田畑と家々、送電線が山の手前に広がっています。

ここで重ねたいのは、同じ構図の「昔と今」ではなく、物語で意識した土地と、暮らしが続く現在の土地です。作品の映像を、関ケ原の実際の地形や撮影場所を示す資料としては扱いません。

FX公式・第10話の解説を見る(英語)↗
東京・名古屋方面岐阜羽島関ケ原を通過米原京都・大阪方面

窓の外に見えるのは、現在の町や田畑、周囲の山々。陣跡を一つずつ探すよりも、まずは土地の広がりを眺めてみてください。人々の暮らしが続く風景に、400年以上前の出来事を重ねてみる。「ここを通っているのか」と気づくだけでも、移動中の景色に奥行きが生まれます。

山裾に一文字ずつ並ぶ白い「古戦場 関ケ原」の看板。手前には町の建物が見える
車窓の目印は、山裾に並ぶ「古戦場 関ケ原」の文字。写真を押すと拡大できます。
2026年11月3日撮影/michikusa

車窓で見つけるなら

区間
岐阜羽島〜米原
座席側
普通車のE席側
目印
古戦場の白い看板
見える時間
10数秒ほど

観察による目安は10〜20秒。列車の速度や遮蔽物で変わります。新幹線が関ケ原駅に停まるわけではありません。

写真を撮ろうとしている間に通り過ぎることもあるので、最初は自分の目で眺めるつもりで待つのもよいでしょう。詳しい見え方は、写真付きの関ケ原古戦場スポット案内で確認できます。

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気になったら、次は駅で降りてみる

もう少し時間をかけたいなら、JR東海道本線の関ケ原駅から、現地を訪ねる方法もあります。新幹線から訪ねるなら、名古屋駅または米原駅でJR東海道本線へ乗り換え、関ケ原駅へ。車窓で眺める旅に、歩く時間を足してみましょう。

最初の目的地には、岐阜関ケ原古戦場記念館があります。展示で合戦の背景や位置関係を知ってから周辺へ歩き出すと、地名だけではつかみにくかった歴史を、実際の距離や風景として感じやすくなります。

1階の映像展示は事前予約の方が優先です。休館日とあわせ、訪問前に公式サイトで確認しておくと安心です。

列車の窓から眺める旅と、駅で降りて歩く旅。同じ土地でも、使える時間によって楽しみ方は変えられます。

『SHŌGUN』で気になった人物から、家康の時代へ。そして、いまの関ケ原へ。次にこの区間を通るときは、少し窓の外に目を向けてみてください。

参考情報・作品と写真について

作品の設定・史実・人物のモデル・撮影地は異なります。本記事はSHŌGUNを入口に史実の土地を訪ねる非公式の旅行記事で、関ケ原を撮影地として紹介するものではありません。

写真:michikusa、2026年11月3日撮影の車窓動画から切り出し。写真の場所は現在の関ケ原周辺で、作品の場面写真ではありません。